川崎駅エリアが1年で最も熱く賑わう“川崎山王祭”。6月に行われるこの祭りは、当地の古社である稲毛神社の祭礼です。神輿が町を練り歩き、境内は神代神楽、奉納太鼓、奉納演芸、露店などで賑わい、最終日夜にはパレードも行われ、最高潮に盛り上がります。
稲毛神社とは

神社のご創建の年代は詳らかではありませんが、御神木大銀杏の樹齢が一千年と推定されるところから、当地の古社であることがわかります。
神社は争乱の絶えなかった頃、武神とされる武甕槌神(たけみかつちのかみ)をまつり、天皇の戦勝と後の神話協力を祈る社として建てられたと伝えられています。
川崎山王祭
”川崎山王祭”は神前に日々の恵みを感謝し、氏子崇敬者の健勝、地域の発展、国の繁栄、世界の平和をお祈りする祭典で、稲毛神社における最大のお祭りです。2026年は6月14日から21日にかけて、神事と神賑行事が行われました。期間中、町内神輿が街中を練り歩き、最終日には「孔雀」「玉」と呼ばれる男女2基の神輿が街を練り歩き地域の人達と一体化します。神々の結婚と誕生を表すこの祭りは、まちが地元と外来の調和のなかに生み出す新たな生命力の希求でもあります。
6月14日 前夜祭
夕方に前夜祭(斉宮祭)が行われました。ご神前にご奉仕する旨を奉告する祭典、祭の無事と盛況を祈念します。

6月15日 山王祭・古式宮座式
午前中には山王祭が厳粛な雰囲気の中で齋行されます。午後には一般非公開の「古式宮座式」が神主と氏子旧家の主人によって密やかに厳かに行われます。その中で玉神輿には女神、孔雀神輿には男神の御神体が遷されますが、その遷し方に古伝があり、それは神様の結婚を表しています。 この祭典は古来の民俗・風俗を伝える貴重な秘式で、神奈川県指定民俗文化財に選ばれています。

6月19日 奉納演芸
この日から境内・参道沿いに露店が出店され、夜には、神楽殿にて、氏子・近在市民有志による、歌や踊りなど様々な演芸が行われます。
6月21日 神幸祭(神社大みこし渡御)
孔雀神輿と玉神輿の男女二基の神輿が氏子巡幸に出発し、一日をかけて川崎市街を周ります。そこには、神の結婚、懐妊、御子神の誕生というストーリーが隠されています。市街をはっぴ姿の担ぎ手がかけ声を響かせ、観衆とも一体となり街は最高潮の盛り上がりとなります。

夕刻にはパレード「山王ふぇすてぃばる」が行われます。そのパレードに続く形で宮入行列を行い、2基の神輿が神社へと帰っていきます。午後8時過ぎ、大勢の氏子に迎えられて宮入社殿へ据えられます。
境内
境内には多くの露店が並び賑わいを見せ、神楽殿では神楽や奉納演芸が華やかにお祭りを盛り上げます。

アクセス
JR川崎駅から徒歩およそ10分
京急川崎駅から徒歩およそ6分
