三重県湯の山温泉では10月4日(日)に、三重県下最大の火祭り「僧兵まつり」が開催されます。ステージでは僧兵太鼓や歌謡ショー、お笑いライブが開催されます。 最大の見所は、湯の山温泉街を練り歩く「火炎みこし」で、燃え盛るみこしは圧巻です。
湯の山温泉は養老2年(718年)に発見され、度重なる災害や戦乱による廃泉と再興を繰り返しながら現在に至る、1300年の歴史を持つ温泉地です。戦国時代に神社仏閣は焼き討ちの対象になりましたが、その際に勇敢に立ち向かった僧兵を称え、毎年10月に「僧兵まつり」が行われ、祭りを通じて歴史が引き継がれています。湯の山温泉の長い歴史の中には、傷ついた鹿が温泉で傷を癒したことから「鹿の湯」と呼ばれる言い伝えや、想いに迷う男女が三岳寺の僧兵に助けられ折り鶴を奉納し心を取り戻した伝説「折り鶴伝説」も語り継がれています。
1.祭りに向けて
僧兵祭りは、8月から湯の山温泉のホテル・旅館のスタッフが準備を始めます。火炎みこしの材料になる「松明造り」は、祭り同様に次の世代に繋がれています。

2.魚長供養祭
僧兵まつりを前に「魚鳥供養祭」包丁儀式が湯の山温泉・三嶽寺において湯の山温泉協会長以下20名の旅館・板前等の関係者が集まり、鯉供養の儀式が行われます。魚類に対する感謝の気持ちを表し、命のつながりを認識するための重要な儀式とされています。

3.僧兵祭り
日暮れと共に、メインステージでイベントが始まり、たくさんの縁日が祭り気分を盛り上げてくれます。メインステージでは、アイドルショー、お笑いライブ、よさこい、東太鼓など行われ、ステージのメインイベント「僧兵太鼓」の勇壮な演奏で、祭りのボルテージは上がっていきます。



4.最大の見所「火炎みこし」
僧兵祭り最大の見所「火炎みこし」が三獄寺を出発します。漆黒の夜空を、燃え盛る火炎みこしが染め上げ、闇夜を切り裂く「セイヤー!」の掛け声が響き渡ります。炎と掛け声に包まれる湯の山温泉に、かつてこの地を守った僧兵たちの雄姿が蘇ります。



メイン会場へ向かう最後の坂道を進む「火炎みこし」を、観客が大きな歓声で迎えます。会場に到着すると、担ぎ手と観客の掛け声が一体となり、祭りの熱気は一気に最高潮に達します。



5.フィナーレは打ち上げ花火
重さ600キロの神輿を見事に担ぎった現代の僧兵たちをねぎらうように、大輪の花火が夜空に打ち上げられ、湯の山温泉を鮮やかに彩ります。この打ち上げ花火をもって僧兵まつりは幕を閉じますが、祭りの最後まで力を振り絞った担ぎ手の雄姿を収めようと、観客のシャッターを切る音がいつまでも響き渡ります。

湯の山温泉に受け継がれる、勇壮な僧兵まつり。太鼓の演舞、火炎みこし、力強い掛け声、夜空を彩る大輪の花火。その迫力と熱気は、きっと心に残るひとときとなることでしょう。遠い昔、この地を守った僧兵たちに想いを馳せながら、現代の僧兵たちが練り広げる熱き祭りを、ぜひ一度、湯の山温泉で体感してみてはいかがでしょうか。
僧兵まつりに関するお問い合わせ先
湯の山温泉協会 電話059-392-2117 10:00~15:00