清流育ちの「あまご」、津山の「そずり肉」、笠岡の親鶏やガラエビなど、地域食材が光る岡山のご当地バーガー&サンドを実食レポートとともに6品ご紹介します。
岡山県には、その土地ならではの食材や食文化から生まれた、個性豊かなご当地バーガーやサンドイッチがたくさんあります。清流育ちの川魚を一匹まるごと挟んだ豪快なサンドイッチ、津山の伝統的な肉料理を使ったジューシーなバーガー、漁港で水揚げされたばかりのエビの旨味がぎゅっと詰まった海辺のバーガーなど、どれも全国チェーン店では味わえない、その地域だけの名物グルメばかりです。実際に岡山県内を巡って食べ歩いた筆者おすすめの6品をご紹介します。ドライブや観光の合間に、ぜひ立ち寄ってみてください。
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目次
- 1. 川魚を一匹まるごと!「かがみのヒラメサンド」(鏡野町)
- 2. 津山の郷土肉「そずり肉」を使った和牛バーガー(津山市)
- 3. 高原の恵みたっぷり「美星バーガー」(井原市)
- 4. ご当地ラーメンをバーガーに!「笠岡鶏チャーシューバーガー」(笠岡市)
- 5. 週に一度だけ味わえる幻のバーガー「大島バーガー」(笠岡市)
- 6. 金柑がアクセント!「備前バーガー」(備前市)
1. 川魚を一匹まるごと!「かがみのヒラメサンド」(鏡野町)
岡山県北部に位置する鏡野町。穏やかな奥津湖を見渡せる開放的なロケーションにあるのが「KAGAMINO Foods&Goods COHAN」です。2025年5月にリニューアルオープンした「みずの郷奥津湖」ビジターセンター内のレストランで、湖畔の景色を楽しみながら食事ができます。
一番のおすすめは、地元の清流で育った川魚「あまご」(サケ科の淡水魚で、渓流釣りでも人気の魚です)を一匹まるごと豪快に挟んだ「かがみのヒラメサンド」。鏡野町周辺では昔から「あまご」のことを方言で「ヒラメ」と呼んでおり、それがそのままメニュー名になっています。
パンからひょっこりと顔をのぞかせる魚の姿もユニークですが、骨はすべて取り除かれているので、食べにくさは心配いりません。頭からしっぽまでサクサク・パリパリとした食感で、中の身はふっくら。自家製の「サルサソース」「トマトソース」「タルタルソース」の3種類のディップが付いてくるので、味の変化を楽しみながら食べ進められるのも魅力です。
【KAGAMINO Foods&Goods COHAN】
所在地:岡山県苫田郡鏡野町河内60-8
TEL:0868-52-9100(鏡野観光局)
営業時間:10:00~17:00 ※ランチ11:00~14:00、カフェ10:00~17:00
定休日: 火曜日
駐車場:あり
2. 津山の郷土肉「そずり肉」を使った和牛バーガー(津山市)
津山市のおしゃれな複合施設「BARNDOOR(バーンドア)」内にあるハンバーガーショップ「Trippy(トリッピー)」。注文時にパティを「和牛パティ」と「和牛そずりパティ」の2種類から選べるほか、チーズの種類やソース(BBQ、テリヤキ、ハラペーニョ)、肉の焼き加減まで自分好みにカスタマイズできるのが人気の理由です。
ぜひ味わってほしいのが「和牛そずりパティ」を使ったバーガー。津山地域で古くから親しまれてきた郷土食材「そずり肉」を使った特製パティです。「そずる」とは津山の方言で「骨の周りから肉をそぎ落とす」という意味で、骨に一番近い部位ならではの濃厚な旨味が凝縮されています。実際に食べてみると、しっかりとした肉の弾力とコリコリとした独特の食感が混ざり合い、贅沢な食べ応え。軽く炙ったバンズ、野菜、チーズとの相性も抜群です。
【Trippy(トリッピー)】
所在地:岡山県津山市高野本郷1278-3(BARNDOOR内)
TEL:050-8884-3908
営業時間:平日 11:00~15:00、土・日曜日、祝日 11:00~17:00
定休日:月・火曜日
駐車場:あり
3. 高原の恵みたっぷり「美星バーガー」(井原市)
星空が美しいことで知られる高原の町、井原市美星町。地元農産物の直売所「星の郷青空市」に併設されたレストラン「お食事処 星の郷」では、地元食材にとことんこだわった「美星バーガー」が味わえます。
パティには、地元ブランド豚「美星満天豚」を100%使用。豚肉ならではのジューシーさと、甘みのある脂の旨味が特徴です。その上には地元産の「星の里たまご」の目玉焼きと、美星産のみずみずしいレタスやトマトなどの季節野菜がたっぷり。これらを、香ばしく味わい深い「美星8種の穀物パン」で挟んでいます。自家製ソースが全体をまとめつつも、素材そのものの素朴な味わいが主役になるよう、バランスよく仕上げられています。美星の自然の恵みが詰まった一品です。
【お食事処 星の郷】
所在地:岡山県井原市美星町西水砂45-1(星の郷青空市内)
TEL:0866-87-3595
営業時間:9:00~17:00
定休日:火曜日
駐車場:あり(星の郷青空市と共用)
4. ご当地ラーメンをバーガーに!「笠岡鶏チャーシューバーガー」(笠岡市)
JR笠岡駅から徒歩約1分。2026年1月にオープンしたばかりの「ゴンちゃんバーガー」で味わえるのが「鶏チャーシューバーガー」です。笠岡育ちの店主が子どもの頃から親しんできたご当地ラーメン「笠岡ラーメン」(親鶏の出汁を使った醤油ラーメンで知られる地元の名物料理)をヒントに生み出されました。
醤油ダレをじっくり染み込ませた親鶏(産卵を終えた鶏で、若鶏に比べて弾力のある食感とコクのある味わいが特徴です)を使った自家製チャーシューは、噛むたびに旨味があふれ出す食べ応え。その下には、ジューシーに焼き上げた国産牛100%のパティも一緒にサンドされています。パティの肉汁あふれるジューシーさと、親鶏チャーシューならではの歯ごたえの対比が新鮮で、一度で二つの食感が楽しめる贅沢なバーガーです。
【ゴンちゃんバーガー】
所在地:岡山県笠岡市中央町32-2
TEL:090-1184-4159
営業時間:11:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:月曜日
駐車場:なし
5. 週に一度だけ味わえる幻のバーガー「大島バーガー」(笠岡市)
笠岡市の瀬戸内海沿いにある大島地区で、週にたった一度、土曜日の午前中だけ味わえるのが「大島バーガー」です。誕生のきっかけは2014年に始まった山陽学園大学と大島地域の連携プロジェクト。地域活性化のボランティアに携わっていた大学生たちが、大島の食材や食文化をリサーチし、地元の魅力を伝えるために考案したのがこのご当地バーガーでした。
販売場所は、毎週土曜日の午前中だけオープンする地域の交流スペース「カフェテラスささえ愛」。大島の海岸線に掲げられるのぼり旗が、営業開始の合図です。近くの大島漁港で水揚げされた新鮮な小エビ「ガラエビ」を使った「エビカツバーガー」と「かき揚げバーガー」があり、両方を味わえる欲張りな「よくばりバーガー」も用意されています。
筆者がオーダーしたのは「エビカツバーガー」。驚くほどぷりぷりとしたエビの食感と、それを引き立てる特製ソースの絶妙な組み合わせが印象的でした。バンズには大島産の米粉が使われており、ふんわりと素朴な口当たりに仕上がっています。数量限定・売り切れ次第終了のため、狙って行くなら朝早めの来店がおすすめです。
【カフェテラスささえ愛(大島海の見える家)】
所在地:岡山県笠岡市大島中1839-6
TEL:0865-67-6818(大島まちづくり協議会)
営業時間:毎週土曜日 10:00~13:00(数量限定、売切れ次第終了)
定休日:日~金曜日(土曜日のみの限定営業)
駐車場:あり
6. 金柑がアクセント!「備前バーガー」(備前市)
備前焼(びぜんやき/日本を代表する伝統的な陶芸の一つで、釉薬を使わず高温で焼き締める素朴な風合いが特徴の焼き物です)の窯元が集まる伊部(いんべ)の町並みに佇む「古民家レストラン 衆楽館本館」。築140年の趣ある古民家で、備前焼の陶芸体験もできるほか、全国ご当地カレーグランプリでの入賞歴を持つメニューも提供している人気店です。
ここで味わえる「備前バーガー」のパティには、旨味の強い赤身が特徴のブランド牛「備前黒牛」を100%使用。もう一つの特徴が、ピクルスの代わりに挟まれている金柑(キンカン/皮ごと食べられる小さな柑橘類)です。個性豊かな具材を、蒸し焼きにしてしっとりと仕上げたフランスパン(通常の約3分の1サイズ)でサンドしています。写真の「備前バーガープレミアム」には野菜やベーコンもたっぷり。「目をつむって食べても備前バーガーだと分かる」と言われるほど、金柑のフルーティーな甘酸っぱさと肉の旨味の組み合わせは、ここでしか味わえない唯一無二の仕上がりです。
【古民家レストラン 衆楽館本館】
所在地:岡山県備前市伊部597
TEL:090-3639-3014
営業時間:11:00~14:00
定休日:木曜日
駐車場:あり