名古屋駅から約30分。そこに日本の歴史と水の文化が息づく城下町・大垣があります。そんな大垣をお得に巡るアイテム「ぷらっと西美濃通行手形」を紹介します。わずか600円で文化施設や参加店舗でのおもてなしが楽しめる、旅行者向け観光パスポートです。
ぷらっと西美濃通行手形とは?

江戸時代の「通行手形(てがた)」をモチーフにした、木枡で作った現代の旅のパスポート。「通行手形」とは、江戸時代に旅人が関所を通るために必要だった身分証明書のようなもの。その名をモチーフにしたのが、この「ぷらっと西美濃通行手形」です。これ一つで文化施設への入館、または参加店舗のおもてなしを5回受けることができる旅行者向けのお得な観光パスポートです。
セットの内容と使い方
販売価格はたったの600円(税込)。手形を購入すると、以下の2点がセットになっています。
● 木枡(三勺枡):大垣の伝統工芸品である木製の「枡」。縦56mm×横56mm×高さ39mmの可愛らしいサイズで、旅の記念品にもなります。
● 西美濃通行手形券(5枚綴り):参加施設・店舗で使用するチケット。
使い方はとてもシンプル
1. 販売店で通行手形を購入する
2. 参加文化施設と参加店舗の中から、好きな5か所を選ぶ
3. 文化施設では通行手形券を提示し、木枡に「おもいでスタンプ」を押してもらい、無料で入館する
4. 参加店舗では通行手形券を提示し、木枡に「おもいでスタンプ」を押してもらい、素敵なおもてなし(プレゼントなど)を受ける
有効期限は、購入日から3月31日まで有効。一日でまわりきれなくても、複数回に分けて利用できます。販売場所は、西美濃観光案内所(JR大垣駅2階)や奥の細道むすびの地記念館など計16か所。
通行手形で味わむ大垣の魅力
歩いてめぐれる、コンパクトな城下町の醍醐味

大垣の観光スポットの多くは、JR大垣駅から徒歩15〜20分圏内に集まっています。散歩気分でふらりと立ち寄れるのが大垣観光の最大の魅力。水門川沿いの風景、古い町並み、いたるところから湧き出ているおいしい自噴水、どこからか漂う和菓子の甘い香り。これらが大垣らしい、落ち着いた雰囲気を作り出しています。
「水まんじゅう」 大垣の夏の名物

大垣を訪れるとき、外せないのが「水まんじゅう」です。大垣は古くから「水の都」と呼ばれ、良質な地下水が豊富に湧き出ることで知られています。その名水を使って作られる水まんじゅうは、葛(くず)を使った透明な生地の中にあんこを包んだ、夏の和菓子です。口に入れると、ひんやりとした冷たさとやさしい甘みが広がります。
大垣駅から徒歩圏内にも、水まんじゅうを味わえるお店がいくつかあります。
大垣駅から徒歩で行ける“水まんじゅう”のお店
| 店舗 | 住所 | 備考 |
| 金蝶園総本家大垣駅前店 | 大垣市高屋町1-17 | ※ぷらっと西美濃通行手形 参加店舗 |
| 金蝶園総本家郭町店 | 大垣市郭町2-10 | ※ぷらっと西美濃通行手形 参加店舗 |
| 御菓子つちや大垣駅前店 | 大垣市高屋町1 | |
| 餅惣 | 大垣市郭町1-61 |
※水まんじゅうの販売時期は、例年4月~9月頃(各店舗により異なる)
枡(ます) 大垣が誇る伝統工芸品

通行手形に付いてくる木枡は、実は大垣が全国シェアの約80%を占める伝統工芸品です。旅の途中でスタンプを集めていくうちに、木枡はあなただけの「旅の記録」になっていきます。また、全国的にも珍しい木枡専門のカフェ「masu cafe」(ぷらっと西美濃通行手形参加店舗)では、木枡を使ったドリンクやスイーツを味わえます。ヒノキの香りに包まれながらのカフェタイムも、大垣ならではの体験です。
通行手形で無料入館!大垣の文化施設めぐり
通行手形を使えば、大垣を代表する文化施設に無料で入館できます。歴史深い城下町「大垣」の歴史を手軽に味わえるのはうれしいですね。ここでは、大垣駅から徒歩圏内の文化施設3つを紹介します。
半日で楽しめるモデルコース
大垣駅を起点に、ぷらっと西美濃通行手形を使った半日コースをご提案します。すべて徒歩で移動可能です。大きな荷物は大垣駅のコインロッカーに預けて、身軽に出発しましょう。
9:00 西美濃観光案内所(JR大垣駅2階)で通行手形を購入

大垣駅2階にある観光案内所で通行手形を購入してスタート。観光マップも入手して、散策のイメージを描きましょう。
↓ 徒歩約10分
9:30 大垣城・郷土館を見学
天守から街を見渡し、郷土館で大垣の歴史を学びます。2施設で通行手形券2枚使用。

↓ 徒歩約15分
11:00 奥の細道むすびの地記念館を見学
通行手形券1枚使用。 隣接する「船町川湊」は国指定の名勝にもなっている絶景スポットです。

↓ 徒歩 約15分
12:30 大垣駅通りでランチ&カフェ休憩
「masu café」や水まんじゅうのお店もこのエリアにあります。
13:30 通行手形参加店舗でお土産を購入
通行手形券を渡すと、店舗ごとのおもてなしを受けられます。
※おもてなしは、和菓子や記念品など、各店舗・時期により異なります。
14:00 大垣駅へ
スタンプが押さえれた木枡を眺めながら、旅の思い出を振り返ろう。
基本情報・アクセス
ぷらっと西美濃通行手形 基本情報
| 項目 | 内容 |
| 販売価格 | 600円(税込) |
| 利用期間 | 購入日~次の3月31日 |
| 主な販売場所 | 西美濃観光案内所(JR大垣駅2階)、奥の細道むすびの地記念館 ほか計16か所 |
| お問い合わせ | 大垣観光協会 TEL:0584-77-1535 |
| 公式サイト | https://www.ogakikanko.jp/tegata/ |
電車でのアクセス
● 名古屋駅 → 大垣駅 JR東海道本線(快速)で約30分
● 岐阜駅 → 大垣駅 JR東海道本線で約10分
● 米原駅 → 大垣駅 JR東海道本線で約30分
大垣駅に到着したら、改札口を出てすぐの西美濃観光案内所(2階)へ。
車でのアクセス
● 名神高速道路「大垣IC」より約10分
車でのアクセスなら、奥の細道むすびの地記念館からスタートがおすすめ。駐車場が無料で、通行手形も購入できます。大垣城・郷土館・大垣駅通り商店街・水門川沿いの散策路は、いずれも徒歩圏内ですが、レンタサイクル(有料)を活用すれば、さらにスムーズに移動できます。
まとめ

600円の小さな木枡が、城下町の歴史と出会うきっかけになる。それが「ぷらっと西美濃通行手形」です。名古屋から30分という近さにあるこの町には、小さな宝物がたくさんあります。清涼な水まんじゅう、天守からの眺め、芭蕉が旅の終わりに見た川の風景。ぜひ自分の足で歩いて、その魅力を感じてみてください。
市内を散策するには、水門川沿いがおすすめ! 水門川沿いの遊歩道は、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉と、季節ごとの異なる景色を見せてくれます。ただ川沿いを歩くだけでも、大垣らしい時間を過ごせます。
この記事の情報は2026年8月時点のものです。営業時間・定休日・料金は変更になる場合がありますので、おでかけ前に公式サイトをご確認ください。