2027年2月1日〜12日、下呂温泉合掌村で冬のライトアップを開催。雪化粧した合掌造りが幻想的に照らされる中、前半は芸妓・舞妓の舞、後半は迫力ある龍神太鼓の特別公演を楽しめます。冬の下呂温泉で、日本の伝統文化に触れる特別な夜を。
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目次
- 「2月1日〜6日|日本の“おもてなしの芸”に触れる芸妓・舞妓の舞」
- 「芸妓・舞妓は京都だけの文化ではありません」
- 「2月7日〜12日|音を“体で感じる”下呂温泉龍神太鼓」
- 「芸妓・舞妓と龍神太鼓、どちらの日に行く?」
- 「2027年2月 下呂温泉合掌村ライトアップ開催概要」
- 「下呂温泉街から無料シャトルバスを運行」
- 「2月の下呂温泉はどのくらい寒い? 気温と服装」
- 「夕食はどうする? ライトアップへ行く前に決めておこう」
- 「台湾から下呂温泉を訪れる方へ」
日本三名泉のひとつ、岐阜県の下呂温泉。
2027年2月1日(月)〜12日(金)、人気観光スポット「下呂温泉合掌村」で、冬の夜だけのライトアップが開催されます。
合掌造りの家々がやわらかな光に包まれる幻想的な風景。
そして今回、ぜひ注目してほしいのが、合掌村内の演芸館「しらさぎ座」で行われる特別公演です。
2月1日〜6日は「芸妓・舞妓の舞」。
2月7日〜12日は「下呂温泉龍神太鼓」。
日本の温泉文化、伝統芸能、合掌造りを一度に楽しめる、冬の下呂温泉ならではの12日間です。
ライトアップの開催時間は18:00〜21:00。最終入場は20:30です。
昼間の合掌村とは違い、周囲が暗くなると茅葺き屋根の合掌造りが光の中に浮かび上がります。
冬は空気が澄み、静かな山あいにたたずむ合掌造りをゆっくり眺められる季節。
雪が積もった日は、白い雪とあたたかな灯りが重なり、さらに幻想的な風景に出会えることもあります。
ただし、下呂温泉は冬の間ずっと雪に覆われる豪雪地帯ではありません。雪については、後ほど詳しく紹介します。
「2月1日〜6日|日本の“おもてなしの芸”に触れる芸妓・舞妓の舞」

前半の2月1日(月)〜6日(土)は、「しらさぎ座」で芸妓・舞妓の舞が披露されます。
公演時間は1日2回。
1回目 19:00〜
2回目 20:00〜
海外では「Geisha」という言葉を知っていても、「芸妓とはどんな人なの?」という方も多いかもしれません。
芸妓は、日本舞踊や唄、三味線、鳴物などの芸を身につけ、宴席で客をもてなしてきた日本の伝統文化の担い手です。
華やかな着物や美しい所作だけではなく、長い稽古によって身につけた音楽や舞踊、会話などを通じて、その場を楽しませることも芸妓の大切な役割です。
JNTO(日本政府観光局)も、芸妓・舞妓を、日本舞踊や伝統音楽などの芸を学び、客をもてなす日本文化を代表する存在のひとつとして紹介しています。
「芸妓・舞妓は京都だけの文化ではありません」

芸妓・舞妓と聞くと、京都を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、日本各地にはそれぞれの土地で育まれてきた芸妓文化があります。
特に温泉地では、旅館や料理店の宴席で客をもてなす文化とともに、芸妓たちが地域の芸を受け継いできました。
下呂温泉にも、長い芸妓文化の歴史があります。
下呂市の資料によると、高山本線が下呂まで開通した昭和初期、温泉地の発展とともに料理店や芸妓が増え、昭和10年頃には96名の芸妓が記録されています。
現在、下呂ではこの文化を未来へ残す取り組みも行われています。下呂温泉観光協会では、地域に根づく芸妓文化を次世代へ継承するため、日本舞踊や和装の所作を学ぶ子ども向け事業なども実施しています。
だから、この公演は単なるステージショーではありません。
下呂温泉で受け継がれてきた「温泉地のおもてなし文化」に実際に触れられる機会でもあります。
ライトアップされた合掌造りを歩いたあとに見る、着物姿の芸妓・舞妓の優雅な舞。
日本文化に興味がある台湾からの旅行者にも、ぜひ体験してほしい時間です。
「2月7日〜12日|音を“体で感じる”下呂温泉龍神太鼓」
後半の2月7日(日)〜12日(金)は、「下呂温泉龍神太鼓」が登場します。
公演時間は、
1回目 19:00〜
2回目 20:00〜
です。
「和太鼓は、日本の祭りや祈りとともに受け継がれてきた音」

和太鼓は、日本を代表する伝統楽器のひとつです。
その歴史は非常に古く、6世紀頃につくられた古墳から、太鼓を持った人物の埴輪も発見されています。
その後、太鼓は寺院や神社での行事、能や歌舞伎、地域の祭りなど、さまざまな日本文化の中で使われてきました。
現在でも、日本各地の祭りでは太鼓の音が欠かせません。
太鼓は音楽を奏でるだけでなく、人々を集め、祭りを盛り上げ、その土地の祈りや物語を次の世代へ伝える役割も果たしてきました。
そして、和太鼓の魅力は「耳で聴く」だけではありません。
大きな太鼓から生まれる低い音は空気を震わせ、その振動が体まで伝わってきます。
日本語が分からなくても、音とリズムで楽しめる日本文化です。
下呂温泉龍神太鼓には、さらにおもしろい物語があります。
龍神太鼓のもとになった「椀貸せ淵」の昔話

むかしむかし、下呂の里には「椀貸せ淵(わんかせぶち)」と呼ばれる深い淵がありました。
田畑が少なく、決して豊かとはいえなかった村の人々は、お祭りや祝い事などでたくさんのお椀やお膳が必要になると、淵に向かってお願いをしました。
すると翌朝、不思議なことに、お願いした数だけのお椀やお膳が淵のほとりに用意されていたといいます。
村人たちは、龍神さまから借りたものとして大切に使い、きれいに洗って淵へ返していました。
ところがある日、一人の村人が借りた椀を割ってしまいます。
怒られることを恐れたその村人は、割れたことを誰にも言わず、その椀を返しませんでした。
それからというもの、どれだけお願いをしても、淵から椀や膳が貸し出されることは二度となかったそうです。
人を信じ、村人たちを助けていた龍神さま。
その信頼が失われてしまったことを今に伝える、下呂に残る昔話です。
そして、この龍神伝説を題材に、龍の力強さや荒々しさを太鼓で表現しているのが龍神太鼓です。
下呂温泉龍神太鼓保存会は1970年に発足。
現在も下呂温泉の「龍神火祭り」をはじめ、旅館や各地のイベントなどで演奏を披露しています。
物語を知ってから太鼓を聴くと、きっと聞こえ方も変わるはず。
静かな冬の夜と、体に響く力強い太鼓。
「静」と「動」が交差する、冬の下呂温泉ならではの体験です。
「芸妓・舞妓と龍神太鼓、どちらの日に行く?」
どちらも日本文化に触れられる公演ですが、魅力は大きく異なります。
日本舞踊、着物、繊細な所作など、日本の優雅な伝統文化を楽しみたい方には、2月1日〜6日の「芸妓・舞妓の舞」がおすすめ。
祭りの迫力や和太鼓の音を体全体で感じたい方には、2月7日〜12日の「龍神太鼓」がおすすめです。
どちらを選んでも、通常の観光だけではなかなか出会えない「下呂の文化」を知る時間になるでしょう。
「2027年2月 下呂温泉合掌村ライトアップ開催概要」
| 項目 | 内容 |
| 開催期間 | 2027年2月1日(月)〜12日(金) |
| ライトアップ | 18:00〜21:00 |
| 最終入場 | 20:30 |
| 開催場所 | 下呂温泉合掌村「合掌の里」 |
| 芸妓・舞妓の舞 | 2月1日〜6日 |
| 龍神太鼓 | 2月7日〜12日 |
| 公演時間 | 19:00〜/20:00〜 |
| 公演会場 | しらさぎ座 |
| 当日料金 | 大人800円/小人400円 |
| 前売料金 | 大人700円/小人350円 |
| 住所 | 岐阜県下呂市森2369 |
| TEL | 0576-25-2239 |
開催内容は2027年2月の公式案内に基づいています。
「下呂温泉街から無料シャトルバスを運行」

ライトアップ期間中は、下呂温泉街と下呂温泉合掌村を結ぶ無料シャトルバスが運行されます。
宿泊するホテルや、温泉街で過ごす場所に合わせて2つのルートから選べます。
「無料シャトルバス ルート1」
合掌村行き
| 便 | くさかべアルメリア | 水明館 | しらさぎ橋 | 下呂温泉合掌村 |
| ① | 18:05発 | 18:15発 | 18:20発 | 18:25着 |
| ② | 18:50発 | 19:00発 | 19:05発 | 19:10着 |
| ③ | 20:05発 | 20:15発 | 20:20発 | 20:25着 |
温泉街行き
| 便 | 下呂温泉合掌村 | しらさぎ橋 | 水明館 | くさかべアルメリア |
| ① | 19:35発 | 19:40発 | 19:45発 | 19:55着 |
| ② | 20:35発 | 20:40発 | 20:45発 | 20:55着 |
| ③ | 21:15発 | 21:20発 | 21:25発 | 21:35着 |
「無料シャトルバス ルート2」
合掌村行き
| 便 | 望川館 | 山形屋 | 下呂温泉博物館 | 下呂温泉合掌村 |
| ① | 18:10発 | 18:13発 | 18:20発 | 18:25着 |
| ② | 18:50発 | 18:53発 | 19:00発 | 19:05着 |
| ③ | 19:50発 | 19:53発 | 20:00発 | 20:05着 |
温泉街行き
| 便 | 下呂温泉合掌村 | 下呂温泉博物館 | 山形屋 | 望川館 |
| ① | 19:25発 | 19:30発 | 19:37発 | 19:40着 |
| ② | 20:25発 | 20:30発 | 20:37発 | 20:40着 |
| ③ | 21:10発 | 21:15発 | 21:22発 | 21:25着 |
各便の定員は20名です。満席の場合は次の便を利用してください。
また、2月6日(土)・7日(日)は無料シャトルバスが運行されません。
2月6日は芸妓・舞妓、2月7日は龍神太鼓の公演があります。この2日間に行く予定の方は、徒歩やタクシーなど別の移動方法を事前に確認しておきましょう。
「2月の下呂温泉はどのくらい寒い? 気温と服装」
台湾など比較的暖かい地域から下呂温泉を訪れる方に、特に注意してほしいのが夜の寒さです。
下呂市内の気象庁・萩原観測所の1991〜2020年の平年値では、2月は次のようになっています。
| 2月の気温 | 平年値 |
| 平均気温 | 1.3℃ |
| 日最高気温の平均 | 6.6℃ |
| 日最低気温の平均 | −2.8℃ |
特にライトアップが行われる2月上旬はさらに寒く、萩原観測所の平年値では、上旬の日最低気温の平均は−3.5℃です。
ライトアップを見る18:00以降は、昼間より気温が下がります。
ダウンジャケットや厚手のコート、マフラー、手袋など、しっかりとした冬の服装で出かけましょう。
屋外を歩く時間も長くなるため、足元の防寒も忘れずに。
路面が濡れていたり凍結している場合もあるため、ヒールなどは避け、歩きやすく滑りにくい靴がおすすめです。
カイロがあると、屋外で写真を撮るときにも便利です。
「2月だからといって、必ず雪景色が見られるわけではありません」
ここは、冬の下呂旅行を計画するときに知っておいてほしいポイントです。
下呂市には雪が降りますが、冬の間ずっと深い雪に覆われている地域ではありません。
下呂市も公式に、豪雪地帯と比べて積雪量は少なく、雪が降るのは1シーズンに数回程度、一時的に積もっても1週間ほどで溶けることが多いと案内しています。
そのため、「2月に行けば必ず雪の合掌造りが見られる」とは限りません。
雪景色に出会えたら、それは冬旅のうれしいボーナス。雪がなくても、暗闇に合掌造りが浮かび上がるライトアップそのものを楽しめます。
訪問直前には、必ず下呂温泉の天気予報と気温をチェックしてから服装を決めましょう。
レンタカーで訪れる場合はさらに注意が必要です。下呂市では12月〜3月について冬用タイヤの装着を案内しており、積雪だけでなく路面凍結にも注意が必要です。

「夕食はどうする? ライトアップへ行く前に決めておこう」
ライトアップを楽しむなら、夕食の時間も一緒に計画しておくのがおすすめです。
2027年のライトアップ公式案内には、夜間の飲食販売について記載がありません。
前年の2026年には売店や茶屋の営業が案内されていましたが、2027年も同じとは限りません。
そのため、合掌村で夕食を食べる前提ではなく、温泉街やホテルで食事をする計画を立てておくのが安心です。
「おすすめプラン1|早めに夕食を食べてから行く」
もっとも安心なのは、17時台など早めに夕食を済ませてから合掌村へ向かう方法です。
18時頃に合掌村へ入り、ライトアップを散策。
19時の公演を鑑賞し、その後温泉街へ戻れば、時間にも余裕があります。
ホテルや旅館の夕食付きプランを予約している場合は、
「合掌村のライトアップと19時の公演を見たい」
と宿泊施設へ事前に相談し、夕食を早めにできるか確認しておきましょう。
「おすすめプラン2|ライトアップと公演を見てから夕食」
先にライトアップや公演を楽しみ、その後に夕食を食べる方法もあります。
ホテルや旅館で夕食を予定している場合は、遅めの食事時間に変更できるか、必ず事前に相談してください。
ただし、宿泊施設によっては遅い時間の夕食に対応できない場合もあります。
外の飲食店を利用する場合は、さらに注意が必要です。
下呂温泉街には夜営業の店もありますが、遅い時間まで営業している飲食店が必ずしも多いわけではありません。
特に20時の公演を見た場合、合掌村から温泉街へ戻るのは20時30分以降になります。
その時間から夕食を探すのではなく、行きたい店営業日営業時間ラストオーダー予約が必要かを必ず事前に確認しておきましょう。
Googleマップだけの営業時間情報では変更が反映されていない場合もあるため、できれば店舗の公式サイトやSNS、電話などで最新情報を確認するのがおすすめです。
夕食をゆっくり楽しみたい場合や、シャトルバスの時間が合わない場合は、行きまたは帰りにタクシーを利用するのも便利です。
往復無料シャトルで楽しむおすすめプラン
初めて訪れるなら、こんなスケジュールがおすすめです。
17:30〜18:30頃 少し早めの夕食
↓
18:50〜19:05頃 最寄りのバス停から無料シャトルに乗車
↓
19:05〜19:10頃 下呂温泉合掌村に到着
↓
約50分 ライトアップされた合掌造りを散策・写真撮影
↓
20:00 特別公演
芸妓・舞妓:約10分
龍神太鼓:約15分
↓
20:10〜20:15頃 公演終了
↓
20:25または20:35 無料シャトルバスで温泉街へ
↓
20:40〜20:55頃 ホテルへ
↓
温泉でゆっくり♨️
これなら公演もライトアップも慌てず楽しめます。20時の公演を選ぶ場合は、夕食を先に済ませておく方が安心です。
「台湾から下呂温泉を訪れる方へ」
台湾から日本へ何度も旅行している方でも、「温泉地に残る芸妓文化」や「地域の伝説から生まれた太鼓」を体験する機会は、それほど多くありません。
京都や東京の有名観光地を巡る旅とは少し違い、その土地に暮らす人たちが受け継いできた文化に触れられることが、下呂温泉の魅力です。
温泉に入り、合掌造りを歩き、日本の伝統芸能を見る。
2月の下呂なら、そんな日本らしい冬旅を一晩で楽しめます。
ただし、台湾から訪れる場合は特に、
夜は氷点下になることもあること雪景色は必ず見られるわけではないこと夕食の時間を先に決めておくことシャトルバスの時間を確認すること
この4つを旅行前に覚えておくと、安心して楽しめます。
「冬の下呂温泉で、風景だけではない日本文化に出会う」
下呂温泉を訪れる一番の目的は、もちろん温泉かもしれません。
でも、その土地に伝わる文化を知ることで、旅の思い出はもっと深くなります。
夜の合掌造り。
芸妓・舞妓の優雅な舞。
1000年以上、日本人の暮らしや祭りとともに響いてきた太鼓。
そして、下呂の人々が今も語り継ぐ龍神の物語。
2027年2月の下呂温泉では、「見る」だけでは終わらない日本の冬を体験してみてください。
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