2026年12月に開催される下呂温泉の冬花火と、12月24日のクリスマス特別公演を紹介。名古屋からの行き方、旅館の夕食と花火を両立するコツ、冬の服装、翌日の合掌村まで、下呂温泉に泊まる1泊2日の旅を提案します。
夕方、山に囲まれた温泉街に湯けむりが立ちのぼります。旅館で温泉に入り、浴衣に着替えて夕食をゆっくり味わう。そして夜8時、冷たく澄んだ冬空に花火が上がります。
これは、岐阜県の下呂温泉で冬にだけ楽しめる夜の過ごし方です。下呂温泉は、有馬温泉・草津温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつ。名古屋から特急列車で乗り換えなしで行けるのに、高山や白川郷へ向かう途中で通り過ぎてしまう人も少なくありません。
この記事では、2026年12月の冬花火と、12月24日のクリスマス特別公演を紹介します。あわせて、名古屋からの行き方、花火を楽しむための旅館選び、翌日の過ごし方まで、下呂温泉に1泊する旅を具体的に提案します。

2026年 下呂温泉の冬花火とは
下呂温泉の冬花火は、正式名を「下呂温泉花火ミュージカル冬公演」といいます。温泉街の中心を流れる飛騨川の河畔から、音楽に合わせて花火が打ち上げられます。
2026年は12月の土曜日に3回の通常公演、そして12月24日(木)にクリスマス特別公演があります。通常公演は約15分。特別公演は約30分に延び、花火以外の催しも加わります。
会場はJR下呂駅から徒歩約3分。温泉街の旅館からも歩いて行ける距離なので、車を使わない個人旅行でも気軽に楽しめます。

開催日・時間・場所
| 公演 | 日付 | 時間 |
| 通常公演 | 2026年12月5日(土) | 20:00〜20:15 |
| 通常公演 | 2026年12月12日(土) | 20:00〜20:15 |
| 通常公演 | 2026年12月19日(土) | 20:00〜20:15 |
| クリスマス特別公演 | 2026年12月24日(木) | 20:00〜20:30 |
・場所:下呂大橋上流の飛騨川河畔(JR下呂駅から徒歩約3分)
・公演前には、しらさぎ緑地公園で直径2mの大かがり火が灯ります
・警報が出るような荒天や、川の増水時は中止になります
・問い合わせ:下呂市役所 観光商工部 観光課(0576-24-2222)
※内容は変更になる場合があります。出発前に下呂市の公式サイトで最新情報をご確認ください。
▶ 下呂市ホームページ「2026年度 下呂温泉花火ミュージカル冬公演について」
12月24日は何が特別?
12月24日のクリスマス特別公演は、花火に加えて日本の温泉地らしい催しが重なる特別な夜です。この日に合わせて旅程を組むのもおすすめです。
・約30分の花火:通常公演の約2倍の時間、冬の夜空に花火が上がります
・キャンドルイルミネーション in 下呂温泉:世界平和への願いを込めたキャンドルの灯りが、温泉街をやさしく照らします
・芸妓・舞妓の舞:下呂温泉の芸妓と舞妓による舞踊が披露されます
・サンタからのプレゼント:下呂駅やしらさぎ緑地公園にサンタが現れ、銘菓などを数量限定で配る予定です
芸妓の舞とキャンドルの灯り、そして花火。日本の伝統文化とクリスマスを一度に楽しめるのは、冬の温泉街ならではです。
この日は多くの人が訪れると予想されます。宿は早めに予約しておくと安心です。

名古屋から下呂温泉への行き方
名古屋からは、JR高山本線の特急「ひだ」で下呂駅まで乗り換えなしで行けます。所要時間は約1時間40分前後です。川沿いを走る区間も多く、車窓の景色も旅の楽しみのひとつです。
・料金の目安:名古屋〜下呂、大人片道で指定席7,430円、自由席6,700円(2026年10月時点の運賃検索より)
・下呂駅から温泉街、花火会場までは徒歩圏内です
▶ あわせて読みたい:名古屋から下呂温泉への行き方|特急ひだの料金・予約方法・所要時間を解説
▶ JR東海
宿泊者向けの直行バスもあります
下呂温泉旅館協同組合の加盟旅館に泊まる人は、名古屋駅と下呂温泉を結ぶ直行バスも使えます。完全予約制で、乗車の2か月前から2日前までに申し込みます。
| 便 | 時刻 |
| 名古屋→下呂温泉 | 14:00発 → 16:30頃着 |
| 下呂温泉→名古屋 | 10:30発 → 13:00頃着 |
| 乗車日 | 片道 | 往復 |
| 2026年11月30日乗車分まで | 3,300円 | 4,500円 |
| 2026年12月1日〜2027年3月31日(冬季料金) | 3,800円 | 5,000円 |
12月の冬花火に合わせて利用する場合は、冬季料金が適用されます。特急ひだより時間はかかりますが、荷物が多い人や費用を抑えたい人に向いています。

おすすめは旅館に泊まる1泊2日
冬花火が終わるのは20時15分〜30分。そこから名古屋へ日帰りすると、帰りの列車を気にしながらの慌ただしい夜になります。下呂温泉に泊まれば、花火のあとに温泉で温まり、そのまま布団で休めます。夕食、花火、温泉、朝風呂と、日本の温泉旅館らしい時間を一通り楽しめるのが1泊2日の良さです。
1日目
1. 11:00頃 名古屋駅から特急ひだで下呂へ
2. 13:00頃 下呂駅に到着。旅館に荷物を預けて身軽に
3. 13:30頃 温泉街でランチと散策。飛騨牛や郷土料理「鶏ちゃん」、食べ歩きスイーツを楽しむ
4. 15:00頃 無料の足湯を巡りながら温泉街を歩く
5. 15:30頃 旅館にチェックイン。浴衣に着替えて、夕食前にひと風呂
6. 18:00頃 旅館で夕食(花火に間に合うよう早めの時間に)
7. 19:45頃 上着を着て飛騨川の河畔へ
8. 20:00 冬花火を鑑賞
9. 花火のあとは旅館に戻って、冷えた体を温泉で温める
2日目
1. 7:00頃 朝風呂。朝の山を眺めながらの温泉は格別です
2. 8:00頃 旅館で朝食
3. 10:00頃 チェックアウトして下呂温泉合掌村へ(下呂駅からバスで約6分、徒歩約20分)
4. 12:00頃 温泉街でランチ
5. 午後 特急ひだで名古屋へ戻る。または反対方向の高山へ向かう
列車の時刻は季節やダイヤ改正で変わるため、出発前にJR東海の最新時刻表で確認してください。高山も合わせて巡るなら、名古屋→高山→下呂→名古屋の2泊3日もおすすめです。
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旅館の夕食時間に注意
冬花火は夜20時に始まります。日本の温泉旅館では、夕食の開始時間を予約時やチェックイン時に決めるのが一般的で、会席料理は1時間半ほどかけてゆっくりいただきます。
花火を見る日は、18時頃など早めの夕食時間を選ぶと、食後に落ち着いて会場へ向かえます。予約の際に「花火を見たい」と伝え、夕食時間を旅館に確認しておくと安心です。
また、下呂温泉は夜遅くまで営業する飲食店が多いわけではありません。素泊まりで外食を予定していると、花火の前後に食事の場所を探すのに苦労することもあります。飛騨牛や川魚、地元の野菜を使った料理を楽しめる「夕朝食付き」のプランを選ぶと、食事の心配をせずに花火と温泉を楽しめます。

日本の温泉旅館を楽しむ
下呂温泉のお湯は、肌ざわりのなめらかなアルカリ性単純温泉で、「美人の湯」とも呼ばれます。旅館では、部屋に用意された浴衣に着替え、館内や夕食の席も浴衣で過ごすのが日本流です。
夕食前、花火のあと、そして朝。時間を変えて何度も温泉に入れるのは、泊まる人だけの楽しみです。外は冷え込む冬だからこそ、温泉のあたたかさがいっそう心に残ります。
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12月の下呂温泉の服装
下呂市萩原の気象庁の平年値では、12月の最高気温は約8℃、最低気温は約マイナス0.4℃。台北の冬よりずっと寒く、花火を見る夜8時ごろは氷点近くまで下がることもあります。屋外で立ったまま見るため、しっかり防寒してください。
・コート:ダウンコートなど厚手のもの。旅館の浴衣の上に羽織る場合も、外出時は自分のコートが安心です
・防寒小物:手袋、マフラー、帽子、使い捨てカイロ
・足元:河畔は冷え込むので、厚手の靴下と滑りにくい靴を
雪は年や日によって降ったり降らなかったりします。雪景色を楽しみにする場合も、出発前に天気予報を確認してください。
翌日は下呂温泉合掌村へ
花火を楽しんだ翌朝は、下呂温泉合掌村へ出かけましょう。白川郷などから移築した10棟の合掌造りの民家が並ぶ野外博物館で、国の重要有形民俗文化財「旧大戸家住宅」などを見学できます。
世界遺産の白川郷は、今も人が暮らす集落です。一方、下呂温泉合掌村は合掌造りの建物を集めた博物館で、建物の内部や昔の暮らしをじっくり見られるのが特徴です。温泉街から近く、チェックアウト後に気軽に立ち寄れます。
・営業時間:8:30〜17:00
・入場料:大人800円、小・中学生400円
・休業日:年中無休(一部施設は臨時休業あり)
・アクセス:JR下呂駅から濃飛バス合掌村線で約6分、徒歩約20分
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年が明けた2027年1月・2月には、合掌村で夜のライトアップイベントも予定されています。冬の下呂温泉をもう一度楽しむなら、こちらもチェックしてみてください。
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冬の下呂温泉は「泊まって」楽しむ
下呂温泉は、高山や白川郷へ向かう途中に通り過ぎるだけではもったいない温泉地です。旅館で夕食を楽しみ、冬花火を見上げ、温泉で温まって眠る。翌朝は朝風呂と合掌村へ。
2026年の12月は、下呂温泉に1泊して、冬の日本の夜をゆっくり楽しんでみませんか。